【パーティゲーム紹介】ネカねと ~ネカマでネトゲして何が悪い!~【とあるネカマの奮闘記】

今回紹介するアナログゲームは「ネカねと ~ネカマでネトゲして何が悪い!~」です。

「ネカねと ~ネカマでネトゲして何が悪い!~」ってどんなゲーム?

とあるオンラインゲームに、女性だけの仲の良いギルドがありました。
しかし、ある時ギルドで「この中にネカマがいる!」という噂が立ち始め「人を騙すような人とは遊べない」とネカマを追放することにしました。
けれど実はネカマに悪意はなく、ただみんなとゲームを楽しみたいだけでした。
「このギルドが好きだ。だから理解して欲しい!」
ジェンダーフリーなギルドを目指す、ネカマの戦いが今ここに始まります!

というストーリーではじまる、「ネカねと」は人狼ゲーム風のパーティーゲームです。
プレイヤーはネカマへの理解がある役職のネカマ陣営、ネカマを追放したい非ネカマ陣営に分かれ、昼時間と夜時間においてロールプレイと議論を楽しみます。

プレイ人数
9人~13人(GM:1人/プレイヤー:8~12人)
プレイ時間
30分~
推奨年齢
8歳~
制作
ジョイアブル
ブース番号
2019秋 両-K09-10

コンポーネント(内容物)はこちら。

  • キャラクターカード:12枚
  • 役職カード:12枚
  • カードケース:12枚
  • 説明書:1枚

ゲームのルール

陣営・役職と勝利条件について

陣営にはネカマ・非ネカマの2種類があります。
それぞれの陣営には異なる能力を持つ役職がいて、その能力を駆使して陣営の勝利を目指していきます。

※各役職の能力に関しては記載いたしません。是非とも購入して詳しく見てみてください!

ネカマ陣営

ネカマ陣営には下記の役職がいます。

  • ネカマ
  • オネエ
ネカマ陣営の勝利条件

『理解者』と呼ばれるネカマの味方プレイヤーを増やしていき、
「ネカマ陣営の人数>非ネカマ陣営の人数」にすることで勝利となります。

非ネカマ陣営

非ネカマ陣営の役職は下記となります。

  • ギルマス
  • 勘の鋭い系女子
  • 百合系女子
  • 出会い系女子
  • ストーカー系女子
  • 女子
非ネカマ陣営の勝利条件

百合系女子以外の役職者は「ネカマの追放」を行なうことで勝利となります。
百合系女子だけは「ネカマとオネエ全員の追放」が勝利条件となります。

ゲームの準備

GM(ゲームマスター)キャラクターカードと役職カードを各1枚ずつプレイヤーに配布します。
役職カードはプレイヤー人数によって、配るカードが異なるため、説明書裏面の役職一覧に沿って配布するカードを変更します。

配られたキャラクターカードはカードケースに入れて、首から提げておきましょう。

各プレイヤーは他のプレイヤーに見られないように役職カードを確認します。
その後、キャラクターカードのキャラになりきって、「キャラクター名」とキャラクター名下にある「指定された台詞」を「指定された口調」で自己紹介をしましょう!
各プレイヤーの自己紹介が終わったら、他のプレイヤーは拍手をしましょう。

ゲームの手順

ゲームはキャラクターがログアウトし、会社や学校に行く「昼時間」とログインして議論する「夜時間」に分かれます。

昼時間

GMの指示に従い、説明書の裏面にあるそれぞれの役職の行動を行ないます。

夜時間

初日は7分、2日目以降は5分、議論を行ないます。

所定の時間が経ったら投票フェーズへ移ります。

投票フェーズでは各自が追放したいプレイヤー1名を「せーの」の合図で指差します。
最も多く指名されたプレイヤーは「役職カード」をオープンして、「ギルドを追放」された状態になります。

ギルドを追放されたプレイヤーは「昼時間」での行動や、「夜時間」での議論への参加も出来ません。
その代わりに「可愛いポーズをとってみんなを和ませる」という大役を担うことになります。
責任重大です。

もし最多票を得たプレイヤー複数人になった場合は?
投票された複数人で決戦投票を行ないます。
投票されたプレイヤーは「可愛い弁明」を一言ずつ行い、全員で再度投票を行ないます。
再度の投票でも票数が同じになった場合、「方向性の違い」によりギルドは解散となり、その時点でゲーム終了(勝者なし)となります。

ゲームの終了と賞賛

どちらかの陣営の勝利条件が満たされたらGMがその旨をアナウンスし、ゲーム終了となります。
非ネカマ陣営の勝利だった場合、「百合系女子」が勝利条件を満たしているかどうかを発表します。
もし満たしているならば、「百合系女子」と非ネカマ陣営の勝利、満たしていなければ「百合系女子」を除く非ネカマ陣営の勝利となります。

勝利判定後、がんばった人へ賞賛を行ないます。

各賞は下記のようになっております。

RP(ロールプレイ)賞

ゲームに参加した全てのプレイヤーの中から最もキャラクターになりきった人を投票し、選ばれた人に拍手を送ります。

指定のセリフ言えたで賞

ゲーム中に各キャラクター指定のセリフを言えたプレイヤー全員に手を挙げてもらいます。
手を挙げたプレイヤーに拍手を送ります。

可愛いポーズ取れたで賞

追放された後、可愛いポーズをとり皆を和ませたプレイヤー全員にも拍手を送ります。

GMについて

「ネカねと」ではゲームの進行や各種処理を行なう役目であるゲームマスター(通称:GM)がいます。
GMの行動手順の指針が下記となります。

  1. 説明書のストーリー/陣営と勝利条件/注意条項を読み上げ、ゲームの流れを説明します。プレイ人数に合わせた役職カードを準備し、役職カードのテキストも読み上げます。
  2. 役職カードとキャラクターカードを1人1枚ずつ配り、自己紹介をしてもらいます。
  3. ゲーム開始時、全員に目を瞑ってもらい、ネカマ→勘の鋭い系女子→オネエ→ストーカー系女子→出会い系女子→百合系女子→ギルマスの順で呼び、誰がどの役職かを把握します。
  4. 初回昼時間に別途「注意事項」にある「初日に行動できる人」の処理を行ないます。
  5. 夜時間には議論時間(初日のみ7分、以降5分)を経て、投票を行ないます。最多票を獲得したプレイヤーを追放し、その場で役職カードをオープンしてください。
  6. 昼時間と夜時間を繰り返していきます。2日目以降の昼時間はストーカー系女子→ネカマ→勘が鋭い系女子→出会い系女子の順番で行動してもらいます。
    どちらかの陣営の勝利条件が満たされたら、その旨をアナウンスして、「ゲーム終了・賞賛」処理を行ないます。

「ネカねと ~ネカマでネトゲして何が悪い!~」の魅力

人狼系ゲームの魅力である正体隠匿や議論、推理を余すことなく詰め込んだゲームでありながら、ストーリーはマイルドな内容に仕上げたゲームとなっております。

人狼系ゲームでは追放されたり、人狼に殺害されたプレイヤーが一切ゲームに絡めないという状況がが発生してしまうのですが、

「ネカねと」では

  • 追放→可愛いポーズをとるなど、他プレイヤーへのアプローチを行なう。
  • 殺害→理解者とされているため、ゲームに参加したままとなる。

という形で、各プレイヤーが最後まで楽しめる工夫がなされています。

最初にキャラクターとしての自己紹介をしたり、語尾や口調を変えるなどのロールプレイングをするなどゲームを楽しむためのポイントも多々ある、皆でワイワイ楽しめる人狼風ゲームとなっております!