【ボードゲーム紹介】公国のペレストロイカ【侵攻!怒りのタタール】

ゲームのルール

準備

公国カードとサマリーカードを1枚ずつ各プレイヤーに配ります。

アクションカードは、場の中央に山札として置いておきます。

資材(毛皮・木材・麦)とアクションチップは、種類ごとにまとめてストックとして置いておくとスムーズにゲームを行なえます。

公国カードと資材と建築物の配置方法

手に入れた資材と作成した建築物は公国カードの回りに下記のように置いていきます。

公国のペレストロイカ_配置方法

各資材は最大6個までしか所持できませんので注意してください。

スタートプレイヤー

最近、ロシア料理を食べた人がスタートプレイヤーとなり、「府主教カード」を最初に所持します。

スタートプレイヤーから順番に以下の表の数だけ、プレイヤー人数に応じてストックから初期資材を得ます。
資材は好きな種類の組み合わせで取得してかまいません。

プレイヤー人数 1人 2人 3人
スタートプレイヤー 0個 1個 3個
2番プレイヤー 2個 4個
3番プレイヤー 5個

ゲーム進行

場札作成

各ラウンドのスタートプレイヤーが山札から1枚ずつカードをめくって場札を作ります。
場札の枚数はプレイヤー人数によって下記表の数となります。

プレイヤー人数 1人 2人 3人
十字架の枚数 2枚 2枚 3枚
最大枚数 5枚 5枚 7枚

上記表の最大枚数に達しても十字架の枚数が足りなかった場合にはタタール侵攻フェイズが発生いたします。

タタールの侵攻

場札作成において場札の枚数が最大枚数になっても、十字架マークのあるカードが必要枚数に達しなかった場合、タタール侵攻が発生します。

タタール侵攻が発生した場合、全プレイヤーは所持している全ての資材(毛皮・木材・麦)がそれぞれ3つ以上の場合、2つずつ残してストックに戻さなければなりません。

出ている場札は捨て札等にはせず、手札の獲得フェイズにて獲得することができます。

シャッフル

山札が無くなった場合、無くなってすぐではなく、次に山札を必要とするタイミングで、捨て札を全てシャッフルして山札を新しく作ります。

例1)
場札として3枚めくったところ、山札が無くなってしまった。十字架の数は規定数に達しておらず、場札の最大枚数にも達していない。
→すぐに捨て札を全てシャッフルし、山札とする。

例2)
場札として4枚めくったら山札が無くなったが、場札にある十字架の数は規定数に達している。
→山札の作成はまだ行なわれず、次の山札が必要となるタイミングまでは山札は作られない。

シャッフルが行われたら、目印として「府主教カード」を裏返して、上下を見てシャッフル回数が1回増えるようにします。

シャッフルの回数が下記表の回数行われたら、そのラウンドの手札獲得と手札使用が行なわれたタイミングでゲームは終了します。

プレイヤー人数 1人 2人 3人
シャッフル回数 2回 2回 3回

2人の場合は、山札2つ分と少し、3人の場合は山札3つ分と少しを使用したタイミングでゲームが終了となります。。

手札の獲得

各ラウンドのスタートプレイヤーから時計回りに、場札から好きなカードを1枚獲得します。
これを場札が無くなるまで行っていきます。

スタートプレイヤーよりもカードの獲得枚数が少ないプレイヤーは、代わりに資材のストックから好きな資材を1つ得ます。
※ストックに資材が無い場合は得られません。

手札の使用と破棄

各ラウンドのスタートプレイヤーから順番に手札の中からカードを最大2枚選び、カードの上か下どちらかの効果を使用します。
カードをこのタイミングで使用したくないなどの理由から、1枚だけ使用したり、何もカードを使用しないということも可能です。

使用した手札は捨て札となります。

アクションチップを所持している場合には、アクションチップをストックに戻すことで、3枚目のカードを使用することができます。
アクションチップの獲得方法はこの後ご説明いたします。

各カードの効果は、【カードの効果】を参照ください。
※本記事では各カード効果の詳細な説明は行ないません。気になる方は是非ともご購入して遊んでみてください!

手札の使用を終えたら、残っている手札の枚数を確認します。
その際、手札が3枚以上あった場合は、2枚以下となるように手札を捨てなければなりません。
手札を捨てた場合、代わりにストックからアクションチップを得ることができます。

※アクションチップは最大1つしか得られませんので注意してください。
※手札が2枚以下でも、アクションチップを得るために意図的に手札のカードを捨てても構いません。

手札の整理が終わったら、時計回りに次のプレイヤーが【手札の使用】を行います。

全てのプレイヤーが【手札の使用】を行ったら、【ラウンド終了】となります。

ラウンド終了

ラウンド終了時には「府主教カード」を時計回りに隣のプレイヤーに渡します。

そのプレイヤーが次のラウンドのスタートプレイヤーになります。
【シャッフル】により、このラウンドでゲームが終了する条件になった場合、次のラウンドには進まず、【ゲーム終了】で得点計算を行います。

ゲームの終了

得点は建てた建物の得点の合計に、残っている資材を1つ1点として加えたものです。
なお、手札として下記カードを所持している場合には該当する資材の点数が2点となります。

なめし皮工房
毛皮
製材所
木材
粉ひき所

合計得点が高いプレイヤーの勝利となります。
同点の場合には、勝利を分かち合いましょう。

なお、獲得した得点を「得点達成度」(サマリー裏面)と比べることで、公国の状態が判ります。
得点の参考となりますので、是非とも最大得点を目指してみましょう!!

「公国のペレストロイカ」の魅力

「公国のペレストロイカ」は資材を獲得して、得点となる建築物を建設する中量級のゲームとなっております。
中量級のゲームではありますが、ルール自体はシンプルなのですぐに覚えることができます。

カードは毎ラウンド手に入りますし、一度に2枚まで(アクションチップを使えば3枚)使用することができます。

資材も簡単に手に入れていくことが可能で、すぐに6個貯めることができるので、建築自体はそんなに難しくありません。
難しくはないのですが・・・・。

点数の高い建築物を建てようと思い、資材を溜め込んでいるとタタールの侵攻が発生して、資材を根こそぎ持っていかれてしまいます。

このタタールの侵攻の起きるタイミングが何とも絶妙なのです。
頻繁に起きるのであれば、すぐに資材を使っていくようにするのですが、少しの間起きなかったりするので、
「まだ大丈夫・・・」
と油断してしまうのです。

そうすると、使っておけばよかったーーーー!
と後悔することになります・・・。

そんなタタールの侵攻に耐えて、自分好みの公国を建設できた時の楽しさは感無量であること間違い無しです!

「公国のペレストロイカ」がゲームマーケット大賞の一次選考を通過したとのこと!

すごく面白いゲームなので是非とも皆さんも遊んでみてはいかがでしょうか?

「公国のペレストロイカ」は以下の通販サイトで購入が可能となっております!

以上、「公国のペレストロイカ」のご紹介でした!