【ボードゲーム】もっとホイップを！【甘いジレンマをおひとつどうぞ】
今回紹介するアナログゲームは「もっとホイップを！」です。
「もっとホイップを！」ってどんなゲーム？
丸いケーキの上手な切り分け方。
それは最後に取る人が切り分けることだとか。
「もっとホイップを！」はそんなケーキの切り分け方を題材にしたゲームです。
みんなの意見を聞きつつ、自分がほしいケーキを取るためにはどう切り分けるか･･･。
簡単なようでうまくはいかない。そんなジレンマを楽しむゲームを紹介いたします。
- プレイ人数
- 2～5人
- プレイ時間
- 20分
- 推奨年齢
- 8歳～
- 製造・販売
- ニューゲームズオーダー
コンポーネントはこちら。
- ケーキタイル57枚
- マニュアル １部
ケーキタイル一覧です。
ゲームのルール
準備
５７枚のケーキタイルを全て伏せてよく混ぜてます。
その後、11枚ずつのタイル山を5つ作ります。
残った2枚は今回のゲームでは使いませんので箱に戻します。
戻す際にはカードの内容を見ないようにしましょう。
スタートプレイヤーは好きな方法で決めてしまってかまいません。
誕生日が近い人や最近ケーキを食べた人。なんていうのもいいかもしれませんね。
ゲームの進め方
ケーキを作って人数分に切り分ける
切り分け係の人は好きなタイル山を選びます。
選んだタイル山のタイルを1枚ずつめくって、時計回りに丸いケーキを作っていきます。
注意点として、ケーキの並び順を変えてはいけません。
山の上から順番に並べていきましょう。
次に切り分け係はケーキを参加者と同じ数のブロックに分けます。
※分けるときにもケーキを移動させてはいけません。
切り分けを考えるために割れ目を入れて検討したり、各々自由な意見を言うことは構いません。
むしろ色々な意見を言って自分に有利な状況を作りましょう！
ケーキをもらって食べるか、取っておくかを決める
ケーキの切り分けが完了したら、切り分け係の左隣の人から順番にケーキの分け前をブロックごとにもらっていきます。
もらった分け前はタイルごとに「食べる」か「取っておく」かを選びます。
- 食べる
- 食べる場合にはタイルを裏返しにして、自分の前に置いておきます。
食べた場合にはケーキに書かれているホイップの数が得点となります。
伏せたタイルは重ねても構わないのですが、数は公開情報となりますのでお気をつけください。
また、伏せたタイルの種類はゲーム終了まで本人も確認してはいけません。 - 取っておく
- 取っておくことにしたタイルは裏返さず、種類別に自分の前に並べておきましょう。
最終の計算時に同種のタイルをもっとも持っている人がそのタイルに書かれている数字分の得点を得られます。
取っておいたタイルの種類と枚数は公開情報となりますのでご注意ください。
これら「分け前獲得」～「食べる」か「取っておくか」の選択までを順々にやっていき、最後に切り分けた人が選択を終えたら1ラウンド終了です。
次のラウンドへ
先ほど切り分け係をした人の左隣の人が次のラウンドの切り分け係となります。
前のラウンドと同様にタイルの山から一つを選び、タイルを並べて、切り分けて、選択を行なっていきます。
ゲームの終了
5ラウンドが終了した時点（全てのタイル山を消費）でゲーム終了となり、最終得点の計算となります。
取っておいたタイルは一番多く取っておいた人がその得点を得られます。
例）イチゴ（10点）を3枚持っている人が最多取得数なら、その人が10点をもらえます。
該当者が複数人いる場合にはその全員が同じ得点を得られます。
食べたタイルはめくって、ホイップの数を計算してください。
取っていたタイルの計算→食べたタイルの計算。
とするとタイルが混ざりづらく、計算しやすいです。
取っておいたタイルの得点と、食べたタイルの得点の合計が一番多い人の勝利となります！
同点の場合には勝利を分かち合いましょう！
「もっとホイップを！」の魅力
単純明快なルールで覚えるのはすごく簡単なのに、自分に有利な切り分け方をしようとすると途端に難しくなる。
自分だけが得をするように動くのではなく、全員が等しく得するようにした上で自分に最大の利益をもたらせるように動く。
現代社会でもそのようにいつでも行動できれば誰でもいい思いを出来るのでしょうが、なかなかうまくはいかない。
言うは易く行うは難し。と言いますが、そんなジレンマが最大の魅力だと思います。
また、各ケーキタイルの画像がすごくきれいでおいしそうなんです。
見ているだけでケーキを食べたくなってしまいますが、このタイルは食べられませんのでご注意を！
慣れてしまえば、1ゲーム10分ほどで遊べますので、是非とも遊んでみてください。
「もっとホイップを！」は以下の通販サイトなどで購入可能となっております。
ぜひ遊んでみてください！
