【カードゲーム紹介】三匹のパレード【イヌとネコのマーチ】
今回紹介するアナログゲームは「三匹のパレード」です。
「三匹のパレード」ってどんなゲーム?
今日はイヌとネコたちのパレードフェスティバル♪
一番素敵なパレードを組んで、目指せ優勝!
ところで審査員席に誰もいないみたい…。
これってもしかしてズルできちゃうかも?
イヌとネコが描かれたカードを3枚用いてパレードを作成していくカードゲームです。
もちろん、ただ3枚のカードを並べるだけなく、パレードの作成に関するルールやパレードの審査(勝敗)に関するルールを各プレイヤーが変更していくことができるため、
自分のパレードが審査に落ちてしまう!
ということがいきなり起きてしまう可能性もあるカードゲームです。
- プレイ人数
- 2人~6人
- プレイ時間
- 10分~30分
- 推奨年齢
- 10歳~
- 制作
- J.C.まんじろう
- ブース番号
- ゲムマ2019秋:土曜 N42
コンポーネントはこちら。
- カード:72枚
- ゲームシート:1枚
- 説明書:1枚
ゲームのルール
カードの見方
ルールについて
各カードには下記ルールのいずれかが書かれており、該当する色の審査員席にカードを配置することでそのルールが適用されます。
-
パレードの配置
各プレイヤーのパレード配置に関するルールです。
ルールの文字色が緑のカードになります。- お先にどうぞ
- 後ろにどうぞ
-
1次審査
最後尾(右側)に配置される動物のルールです。- 最後尾はイヌ
- 最後尾はネコ
-
2次審査
パレードの数字による勝敗のルールになります。- 昼は大さわぎ!
- 夜はしずかに・・・
ゲームの準備
- 全てのカードを裏向きにしてまとめ、よくシャッフルして【山札】にします。
- 全てのプレイヤーが山札から4枚ずつカードを引いて最初の【手札】にします。
- 全てのプレイヤーから見える位置に【ゲームシート】を置きます。
- 最近イヌかネコを見たプレイヤーがスタートプレイヤーになります。 (記憶にない場合、適当な方法で決めてください)
■ゲームの流れ
このゲームは【ラウンド】を繰り返すことで進んでいきます。
1回のラウンドは、下記の2つのフェーズで構成されます。
- パレード作成
- 順番に1枚ずつカードを出してパレードを作成
- 審査
- 誰のパレードが1番素敵か審査
各フェーズの詳細は下記のとおりです。
パレード作成フェーズ
- スタートプレイヤーは山札から1枚カードをめくり、ゲームシートの【審査員席】に置きます。
この際、引いたカードの色と同じ色の審査員席においてください。
「更新されたルール1つ」+「ゲームシートに書かれた基本ルール2つ」が、このラウンドの初期ルールとなります。 - スタートプレイヤーから左回りに、手札からカードを1枚自分の前に伏せて置いた後、山札から1枚引いて手札に加えます。
この裏向きのカードが各プレイヤーの【パレード】の1枚目となります。 - 全員が1枚ずつカードを伏せた後、プレイヤーは時計回りに下記のいずれかのアクションを行っていきます。
- 手札のカードを1枚自分のパレードに表向きで追加する。
その後、山札からカードを1枚引いて手札に加える。 - 手札のカードを1枚表向きで審査員席に置き、ルールを更新する。
その後、山札からカードを1枚引いて手札に加える。 - 山札からカードを1枚引いてカードを公開する。
その後、引いたカードを自分のパレードに表向きで追加する。 または、引いたカードを審査員席に表向きで置いてルールを更新する。
- 手札のカードを1枚自分のパレードに表向きで追加する。
- 「3」を順に繰り返し3枚目のカードを自分の前に置くとパレード完成です。
パレードが完成したら「パレード!」と声を出してください。
誰かのパレードが完成すると、それ以降審査員席は更新できなくなります。 - 全員のパレードが完成したら、審査フェーズに移ります。
パレードにカードを出すときの決まり
パレードへのカードの出し方は「パレードのつくり方」が影響します。
- 『ご自由にどうぞ』
- 好きな位置にカードを出すことができます。
※ゲームシートの基本ルールとしてのみ存在し、カードには存在しないルールです。 - 『お先にどうぞ』
- 今あるカードの前(プレイヤーから見て左)にしかカードを出せません。
- 『後ろにどうぞ』
- 今あるカードの後(プレイヤーから見て右)にしかカードを出せません。
審査員席にカードを出すときの決まり
- カードと同じ色の審査員席にだけ、カードを置くことができます。
- 既に別のカードがある場合、そのカードと「同じ数以上」のカードでのみ更新できます。
- 既に別のカードがある場合、更新後もともとあったカードを表向きのまま山札の横におき【捨て札】にします。
【審査フェーズ】
- 全てのプレイヤーはラウンドの最初に裏向きに置いたカードを表向きにします。
- 1次審査(赤色のルール)の確認をします。
条件を満たしていないパレードのプレイヤーは失格となり、このラウンドでは点を得られません。- 最後尾はイヌ
- 最後尾(一番右のカード)がネコのパレードが失格。
- 最後尾はネコ
- 最後尾(一番右のカード)がイヌのパレードが失格。
- 2次審査(青色のルール)の確認をします。
1次審査をクリアしたパレードの中で順位を決定します。
3枚のカードを「3桁の数字」として扱った時の大小で順位が決まります。- 昼は大さわぎ!
- 3桁の数字が大きいプレイヤーから順に1位、2位、3位・・・となります。
- 夜はしずかに…
- 3桁の数字が小さいプレイヤーから順に1位、2位、3位・・・となります。
※数字が同じ場合、先にパレードを完成させていたプレイヤーから順位が与えられます。
例)全員「333」になった場合、先にパレードを完成していたプレイヤーから1位、2位、3位…となります。 - 順位ごとに得点を手に入れます。
1位から順に山札からカードを引き、引いたカードの数字がそのまま得点となります。- 2人プレイ
- 1位は2枚、2位は1枚、失格の人は0枚
- 3人~6人プレイ
- 1位は3枚、2位は2枚、3位は1枚、4位以下と失格の人は0枚
引いたカードは他のプレイヤーに見られないように自分だけが確認し、自分の手元に裏向きで重ねておきます。
- 各プレイヤーが作成したパレードのカード、審査員席のカードを全て表向きで山札の横に置き捨て札にします。
- スタートプレイヤーから左回りに、手札を交換するかどうか選びます。
「今の手札を次のラウンドに持ち越す」か 「手札を全て捨てて、4枚カードを引く」のどちらか選択します。 - スタートプレイヤーが今のスタートプレイヤーの左のプレイヤーに移り、次のラウンドに移ります。
■ゲームの終了条件と勝敗
特定回数ラウンドを終えた後、プレイヤーは獲得したカードを全て公開し、 得点を合計した値が最も大きいプレイヤーの勝利となります。
行うラウンドの回数はプレイヤーの人数によって異なります。
- 2人プレイ
- 4ラウンド
- 3人プレイ
- 3ラウンド
- 4人プレイ
- 4ラウンド
- 5人プレイ
- 5ラウンド
- 6人プレイ
- 6ラウンド
得点を合計した値が同じ場合、獲得したカードの枚数が多いプレイヤーの勝利となります。
獲得したカードの枚数も同じ場合は引き分けです。勝利を分かち合いましょう!
「三匹のパレード」の魅力
「ルールにあわせたパレードを作成していく」
だけならば簡単なのですが、「三匹のパレード」のもっとも難しい部分はその作成ルールと審査(勝敗)ルールがプレイヤーの手によって変わってしまうことです。
自分の手札に合わせてルールを変更するか。
ルールにあわせてパレードを作っていくか。
その選択を常に頭に入れつつ、最善の手を作っていかなければならない部分がすごく楽しいゲームとなっております。
1ラウンドは10分弱で回せる軽量ゲームですが、他プレイヤーとの読み合いを楽しめる良ゲームです!
「三匹のパレード」はゲームマーケット2019秋にて頒布が行なわれます!
現在、予約受付中とのことので、是非ご購入ください!
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