【ゲームツール紹介】Udonariumについて
今回はボードゲーム、カードゲーム、TRPGなどのオンラインセッションを行うツール「Udonarium」をご紹介したいと思います!
「Udonarium」とは?
ユドナリウム(Udonarium)はWebブラウザで動作するボードゲームオンラインセッション支援ツールです。
WebRTCを利用したブラウザ間通信を実現しています。
サーバサイドを介さずに全ての機能をWebブラウザ上で完結させることを目指しています。
Udonarium – GitHub – より抜粋
「Udonarium」は上記の通り、ボードゲームやTRPGなどのオンラインセッションを行うためのツールとなります。
全ての機能が無料で使用でき、ファイルのダウンロードなども行うことなくWEBブラウザがあればすぐに使用することができます。
駒や背景の設置、ダイスを振ったりはもちろんのこと、トランプを表示させて特定のカードに変更したり、オブジェクトを作成して高低差を表現したりなども手軽に行えます。
再現できるゲーム、できないゲーム
TRPG | ◎ |
カードゲーム | ◎ |
ボードゲーム | △(※) |
※ 大ボードを複数同時に使ったり、「カタン」のようなマスの点や辺を使うようなゲームを表現するのは難しいです(へクスのマス目は設定可能です)
カード主体のゲームやボード状に書かれているマスに駒を置いていくような処理は問題なく行えるかと思います!
「Udonarium」の基本的な使い方
ここからは、「Udonarium」で基本的な使い方(できること)を簡単にですが、説明していきたいと思います。
最初に
まずは「Udonarium」を開きます。
自分がルームのオーナーになる場合には画像の赤丸のIDを共有したいユーザーに伝えます。
自分が他ユーザーのルームに入る場合には、教えてもらったIDを青い四角内に入力して、プライベート接続ボタンをクリックします。
他プレイヤーの情報が表示されれば成功です。
Caution
「Udonarium」はPCのWEBブラウザで使用することを前提に作成されております。
スマホ・タブレット版のWEBブラウザやInternetExproler、旧Edgeなどでは動作しない、特定機能が使えないなどの制限がかかる可能性があります。
下記Wikiに詳細が記載されておりますので、使用する前に一度チェックすることをおススメいたします。
Udonarium必要環境
メニュー
- 接続:他ユーザーのルームに入室したり、自分のルームへ他ユーザーを招待したりできます。
- チャット画面:チャット画面の表示を行えます。全体発言、個別発言を行うことができます。
- テーブル設定:現在の背景画像や、マップの大きさなどの変更ができます。別のテーブルを作成することも可能です。
- 画像:このルームで使用する画像を登録できます。ドラッグ&ドロップで簡単に登録できます。
- 音楽:ゲーム中に流したい音楽を登録できます。音楽もドラッグ&ドロップで簡単に登録できます。
- インベントリ:テーブル上にある駒や、各個人の持っているデータなどの情報を一覧で確認できます。
- ZIP読込:保存から作成したZipファイルを読み込みます。音楽ファイルはZipに含まれませんのでご注意を。
- 保存:現在のルームの状態をZipに保存します。
キャラクター(駒)の配置
【右クリック】→【キャラクターを作成】から新しい駒を表示させることができます。
表示させているキャラクターを【右クリック】→【詳細を表示】でさらに詳しい情報の設定も行えます。
背景の設置、変更
メニューのテーブル設定や【右クリック】→【テーブル設定】から変更ができます。
別テーブルの作成も簡単にできるので、いくつかのテーブルを作成しておいて、プレイ人数によるゲームルールが切り替わる場合やテストで2つ以上のバージョンを試したい(どちらの状況も残しておきたい)というような状況によって使い分ける。なんて使い方もできると思います。
トランプの表示&見た目変更
【右クリック】→【トランプの山札を作成】からトランプ54枚が作成できます。
このトランプは表面、裏面の変更が可能で、トランプ自体は使わないけどカードは使う。というゲームでのカードとして使用することが可能です。
枚数も複数のトランプの山札を合わせたり、分割したりすることで、お好みの数にすることができます。
山札の分割は現在のメンバーの数で分割するのですが、別タブで開いた「Udonarium」でルームに入室すれば、一人でも分割機能を使うことが可能です。
また、カードの表面に関する設定はカード1枚ずつに設定しないといけないのですが、下記の方法で対応が可能です。
- いずれかのカードに裏面画像を設定
- 設定したカードのコピーを作成
- 上記2枚を重ねる
- 山札のコピーを作成
- 必要な枚数まで3と4を繰り返す
カードは自分だけが見えるように表表示にしたり、重なっているカード全てを山札にしてシャッフルするなど、痒い所に手が届く仕様となっております!!
地形(オブジェクト)の配置
【右クリック】→【地形を作成】から可能です。
最初は木箱が表示されますが、再度オブジェクトを【右クリック】→【地形設定を編集】で画像の変更や大きさの変更が行えます。
現在の状況を保存
メニューの【保存】で現在の状況をZIP化することができ、ZIP読込から再度同じ状況を再現することができます。
こちらの機能を使用することで、ゲームの初期状態を保存しておき、ほかのプレイヤーと遊ぶ際には都度そのZIPを読み込むことで、オンライン上でのゲームプレイが可能になります!!
まとめ
基本的な部分のみではありますが、Udonariumに関する紹介記事を書かせていただきました。
もっと詳しい操作方法等が知りたい方は下記Wikiなどを参照してみてください!!
Udonariumの使い方 – TRPGオンラインセッションツールガイド(仮)
自分は最初触るまでは、
「何ができるかよく分からない…」
と思っておりましたが、実際に触ってみると多くのことを数クリックで対応できると分かって、すごく便利だなと感じました。
当紹介記事を作成するにあたり、符亀さんにリーサルチェックメイトで遊ばせていただくなどのご協力をいただきました!
その際にも新規ゲームを始めたり、先攻後攻を決めるためにダイスを使用したりなど、「Udonarium」の機能をいろいろと使わせていただきました。
そのせいもあってか、熱中しすぎて数時間遊んでいました(リーサルチェックメイト自体が面白いのも多分にあります)
実際に遊んでいた画面がこちら。
もしも、導入を検討されている方、実際に触ってみたい方は符亀さんにご連絡を頂ければ、リーサルチェックメイトの「Udonarium」版に触らせてもらえるとのことです!
他にもいくつかのサークルさんがテストプレイや購入した方への特典として、「Udonarium」でのゲームプレイを提供されている模様ですので、興味のあった方、興味がわいた方、興味のない方、皆々様触ってみてはいかがでしょうか!
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