【カードゲーム紹介】ワタシ負ケマシタワ【上から読んでも下から読んでも】
今回紹介するアナログゲームは「ワタシ負ケマシタワ」です。
「ワタシ負ケマシタワ」ってどんなゲーム?
「ひらがな」を使ったカードゲームです。
【しんぶんし】のような回文(上から読んでも下から読んでも同じ言葉)を作ります。
最後にポイントが一番高かったプレイヤーの勝ちです。
(説明書より抜粋)
ひらがなカードを1~5枚使用して、回文を作成していくワードゲームです。
少ない文字の名詞や言葉を作っていくもよし。擬音や感嘆詞などを使って他のプレイヤーが驚く回文を作るもよし!
ゲーム内では役職カードを持っており、他プレイヤーの回文内に特定ワードが含まれていたら指摘することで得点をもらえます!
「ワタシ負ケマシタワ」の基本情報
- プレイ人数
- 2人~6人
- プレイ時間
- 15分~30分
- 推奨年齢
- 8歳~
- 公式Twitter
- ワタシ負ケマシタワ 公式(回文ゲーム)
- 製造・販売
- まんがの図書館ガリレオ
- 制作
- 三田たたみ
- 制作協力
- 吉川きっちょむ
- アート・デザイン
- ADRdesignstudio/岩瀬ナナ
- ブース番号
- 11/23,24 両日【F21】
コンポーネント(内容物)
- 文字カード:90枚(「を」以外の「あ」~「ん」:各2枚)
- キャラクターカード:6枚
- 得点カード:24枚(1点:12枚、2点:8枚、ぬ賞:2枚、ラッキー賞:1枚、ベスト回文賞:1枚)
- 説明書:1枚
ゲームのルール
準備
- キャラクターカードをシャッフルし、各プレイヤーに1枚ずつ配ります。
配られたキャラクターカードはオープンにして、自分の前に置いておきます。 - 文字カードをシャッフルし、各プレイヤーに3枚ずつ配ります。
配られたカード(手札)はオープンにして、自分の前に並べます。残りの文字カードは伏せて山札にします。 - 山札の一番下のカードを文字が見えないように抜き、カードの入っていた箱の中に戻します。
抜いたカードは、逆転のチャンスにつながる『ラッキーカード』になります(後述)
「 回文」のルール
回文を作る際には下記ルールに沿って作成することが出来ます。
- 最後の文字カードは1回だけの使用でもOK!
例)「た」「し」「か」の文字カードを使用した際、
たしかした(確か下)
たしかかした(確か貸した)
のどちらでもOK!
- 濁点(゛)、半濁点(゜)は自由につけられます。
例)は → ぱ・ば - 促音(っ)、拗音(ゃ、ゅ、ょ等)に自由に変えられます。
例)つ → っ / や → ゃ - 長音(ー)は自由につけられます。
- 感嘆詞や、擬音語・擬態語(オノマトペ)などは、意味が通じればOK!
- 文字で見たときだけでなく、音で聞いたときに回文になっていればOK!
例)「ふ」と「う」をつかって、「ふうふ」、「ふ」1枚で「ふーふ」どちらでも回文として成立します。 - 意味の通じない造語はNG。
(架空の人名などでも、ありそうな名前ならOK) - カード1枚のとき、1文字はNG。
例:「は」の場合、 葉(は)は×。母(はは)幅(はば)はOK
ゲームの進行
じゃんけんを行い、勝ったプレイヤーから、時計回りにゲームを進めます。
自分の手番が来たら、次の2つのうちどちらかの行動をとります。
『回文』を作る
手札を使って回文を作ります。
一度に使えるカード枚数は1~5枚です。
回文ができたら
文字カードを見やすいように並べ、作った回文を読み上げて内容を説明します。
もし、他のプレイヤーから「回文になっていない」という指摘があれば、作った回文は手札に戻して山札から3枚とり、手番は終了です。
回文の作成が完了したら、山札からカードを2枚とり、手札に加えます。
パスする
手札が少ない時や回文をどうしても作れない時にはパスを選ぶことが出来ます。
その場合、山札からカードを3枚とり、手札に加えます。
キャラクターカードによる加点
各キャラクターにはそれぞれ加点ワードが設定されています。
他プレイヤーの回文にその加点ワードが入っているのを見つけたら、すぐに指摘しましょう。
回文を出したプレイヤーがその指摘を認めたら、指摘した人が得点カードをもらえます。
※指摘しないまま次のプレイヤーに手番が回った場合や、そもそも回文が成立していなかった場合は、得点カードをもらえません。
※『むら人』のみ自分の回文でも加点されます。
ゲームの終了
- 誰かが3つ目の回文を完成させる
- 山札が無くなる
上記どちらかになった時点で、そのときのプレイヤーが「最終ターン」を宣言し、そこから1周(宣言したプレイヤーの右隣まで)プレイしてゲーム終了です。
※最初に3つ目の回文を出すプレイヤーは、カード枚数が3枚以上でなくてはなりません。
(2人目以降は3枚以下でもOK)
※最終ターンは手札の補充はできません。
(パスした場合でもカードをとれません)
アピールタイム
ゲームが終了したら、全員ひと言ずつ自分の作った回文をアピールしましょう。
『ベスト回文賞』を選ぶときの参考にします。
回文ポイント計算
- ボーナスポイントをチェックして、それぞれの得点カードを獲得します。
- ぬ賞
- 3点(「ぬ」を使ったプレイヤー)
- ラッキー賞
- 5点(『ラッキーカード』と同じ文字カードを使ったプレイヤー)
箱に入れておいた『ラッキーカード』を公開します。 - ベスト回文賞
- 7点(一番良い回文を作ったプレイヤー)
全員同時に「せーの!」で好きな回文を指差します。
最も票が多かったプレイヤーには7点(※)。
それ以外の票が入ったプレイヤーには1票につき2点。
※最多票が同数になったときは、枚数が少ない方の勝ちです。
※枚数も同じだったときは、1文字目があいうえお順で早い方にベスト回文賞が与えられます。
※2人プレイのときには、フェアプレーの精神で、よく話し合って一番良い回文を決めましょう。 - 完成させた回文の文字カードの枚数を1枚 1点トとして数えます。
例)回文が3つできて、それぞれ文字カードを4枚、2枚、5枚使った。
→4枚+2枚+5枚=11点 - 余った手札1枚につき1点を引きます。
- 上記1~3のポイントに、獲得した得点カードのポイントを足します。
合計ポイントが一番高かったプレイヤーの勝ちです!
(同点の場合は、ベスト回文賞の票が多かったプレイヤーの勝ちです)
キャラクターカード
- うわさ好き
- 【加点ワード:人名 + 1点】
回文を出すとき、ひそひそ声で「ここだけの話、《回文》らしいよ」と言う。
自分以外の回文に入っている『人名』を指摘したら1人物につき1点もらえる。 - 吟遊詩人
- 【加点ワード:場所 + 1点】
どんな回文を出しても全員から大絶賛される。
自分以外の回文に入っている『場所』を指摘したら1ヶ所につき1点もらえる。 - ⻝いしん坊
- 【加点ワード:⻝べ物 + 1点】
自分以外の回文に『⻝べ物』が入っていたとき、「その《⻝べ物》ゴチです」と言うと、1⻝品につき1点もらえる。 - 人魚
- 【加点ワード:海のもの + 1点】
最後に手札が余っても、海の泡になって消えてしまうので減点されない。
自分以外の回文に入っている『海のもの』を指摘したら1つにつき1点もらえる。 - 町医者
- 【加点ワード:体の部位 + 1点】
自分以外の回文に入っている『体の部位』を指摘したら、1部位につき1点もらえる。
ただし人間の体のみ。 - むら人
- 【加点ワード:『む』『ら』 + 2点】
場に出た回文(自分の回文も含む)に『む』・『ら』のカードが入っていたら、1枚につき2点もらえる。
「ワタシ負ケマシタワ」の魅力
「トマト」や「マグマ」、「母(はは)」
といった簡単なワードから、
「ラム肉にムラ(らむにくにむら)」
などの簡単な文章、
「ソース吸うぞ(そうすすうぞ)」
というお前は何を言っているんだ? という言葉まで様々な回文を作っていく、頭の体操に持ってこいなゲームです。
ただし、「ワタシ負ケマシタワ」の最大の特徴は「如何に回文のシチュエーションを伝えられるか」がカギとなっている点だと言えます。
「やーい! イヤー!」
など、意味の通じそうにない回文でも、その状況を説明することで他プレイヤーが納得すれば得点を得ることができますので、「伝える」「話す」ということが重要です。
また、他プレイヤーの回文を聞いて自分のキャラクターカードのワードが含まれていれば指摘するなど、「ワタシ負ケマシタワ」の本質はコミュニケーション部分にあると言えます。
回文の作成自体は小学校低学年ぐらいから遊べますので、お子さんの国語力の発達にも役立つこと間違いなし!
「ワタシ負ケマシタワ」はゲームマーケット2019秋にて頒布が行なわれます!
現在予約受付中ですので、是非とも予約してみてください!
ゲームマーケット当日は試遊もあるとのことですので、是非ともパワーワードを生み出してください!!
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