【カードゲーム紹介】可惜夜【あきまへんはあきまへんでぇ!】
「可惜夜 -Atarayo-」のルール:その2
準備
適当な方法でスタートプレイヤーを決めます。
- 全てのカード(65枚)をよく切り、上から2枚のカードを公開します。
- 残りのカード(63枚)から各プレイヤーへ5枚ずつ配り、各々の手札とします。
- 配り終えたカードの残りは裏向きの状態で中央に置き、全体の山札とします。
- 山札の横に場となるスペースを確保し、公開された2枚のうち、数字が小さいカード(複数枚ある場合スタートプレイヤーがカードを決める)を表向きのまま、場札としてそこに置きます。
- 公開されている残りのカードを表向きのまま、適当に山札の真ん中に差し込みます。
- 得点トラックを全員が見やすい位置に置き、各プレイヤーは、勝利点マーカーを1つ選んで”0”の場所に置きます。
- スタートプレイヤーから時計回りにゲームを開始します。
ゲームの流れ
ゲームでは、誰かがゲームの勝利条件を満たすまで、『ラウンド』と呼ばれる区切りを繰り返していきます。
ラウンドは、誰かが『あきまへん!』と宣言して上がるか、『バースト』するまで続きます。
ラウンドの終了後、誰もゲームの勝利条件を満たしていないならば、新しいラウンドが開始されます。
ラウンドでは、各プレイヤーは自分の手番に以下のうち1行動を選び、実行します(プレイヤーAが手番を実行後、プレイヤーBが手番を実行し……etc )。
選択可能な行動は以下の3つです。
- 手札から出せるカードを場に出す。
- 山札から1枚引き手札に加え、手札から出せるカードを出す。
- 山札から1枚引き手札に加え、パスを宣言する。山札に差し込まれた表向きのカードが山札の1番上に来た場合、そのカードを点札として得点ボードの横に並べます。
山札が0枚となった場合、捨て札をまとめてよく切って、裏向きの状態で中央に置き、山札とします。
カードの出し方
各プレイヤーは、自分以外がカードを出したとき、自分の手札の数字の合計が、場に出たそのカードの数字と一致しているならば、次のプレイヤーがカードを引くか出すかするまでの間に自分の手番中でなくとも『あきまへん』と宣言して手札を公開し、上がることができます。
例
あるプレイヤーが場に10を出した時、自分の手札が5,3,2ならば、5+3+2=10なので、次のプレイヤーがカードを引くか出すかをする前までに『あきまへん』を宣言して上がることができます。
手札のカードの数字の合計を計算するとき、同じ数字は好きな枚数をまとめてカウントすることが可能です。
例
手札が5,5,2であれば、5をまとめてカウントし、5+2=7としても、5+5+2=12としても大丈夫です。
カード効果の発動と『あきまへん』の宣言の間には、順序関係はありません。
あくまでも次のプレイヤーがカードを出すか引く行動を取る前であれば、場に出たカードに対する『あきまへん』の宣言は有効です。
手札に複数枚同じ数字のカードがある場合、それらを重ねて同時に出すことができます。
例えば、上の図の左の様に、青 (矢絣)の 4 に対して、赤 (梅)の4と緑(七宝 )の 4 を重ねて出せます。
また、上の図の右の様に、赤 (梅 )の4に対して、赤 (梅 )の7と緑(七宝)の7を重ねて出せます。
このとき、場札と同じ色(柄)を1番下にして重ねて出さなければなりません。
カードが重ねて出された場合、場札は重ねて出した1番上のカードとなります。
カードが場に出されたとき、そのカードに効果があるならば、その効果が発動します。
ただし、準備の時に置かれた最初の場札の効果は発動しません。
このとき、6か8か11が場札なら、次に全ての色(柄)のカードを出すことが可能です。
カード効果の重複
効果があるカードが重ねて出された場合、その効果は重複します。
例)
- 2(skip)を2枚同時に出したなら、スキップが2回起こり、次プレイヤーと、その次のプレイヤーの手番が飛ばされます。
- 6(draw2)を2枚同時に出したなら、ドロー2が2回起こり、次の手番プレイヤーはカードを4枚引かなければなりません。
- 9(reverse)を2枚同時に出したなら、リバースが 2 回起こり(右回り→左回り→右回り…etc)、回り順に対する変化は起きません。
- 5(resist),11(choice),13(open)が複数枚出された場合は、1枚だけ出された場合と同様の効果が適用されます。
attackとresistについて
レジストカード【5】 は、 アタックカード【6】,【13】の効果を受けているとき(※)、場のアタックカードの色(柄)によらず、手番の初めに好きな枚数出すことができます。
また、通常の出し方も可能です。
※draw2の効果でカードを引かなければならない、openの効果で手札を公開しなければなりません。
アタックカードの効果に対してレジストカードが出されると、自身が受けていたそのアタックカードの効果を、次の手番プレイヤーへ逸らすことができます。
レジストカードによって受け流されたアタックカードの効果に対しても、レジストカードを好きな枚数出すことができます。
このように出されたとき、受けているアタックカードの効果をその次の手番プレイヤーへ逸らします。
上がり方
場に重ねて出されたカードに対して『あきまへん』を宣言する場合は、重ねて出されたカードの枚数以上の、同じ数字の組み合わせが手札に含まれていなければなりません。
例
13が場に3枚出たとき、手札に6が2枚と1が1枚(6+6+1=13) ならば宣言できないが、手札に4が3枚と1が1枚(4+4+4+1=13)ならば宣言できる。
つまり、2枚の重ね出しに対しては手札に同じ数字2枚以上を、3枚の重ね出しに対しては手札に同じ数字を3枚以上を含んでいなければ『あきまへん』は宣言できません。
※”『あきまへん』の宣言を仕返す”場合は、含む必要はありません。
誰かが『あきまへん』の宣言を成功させると、そのラウンドは終了します。
その後、宣言を成功させたプレイヤーは2点、宣言をされたプレイヤーは0点、それ以外のプレイヤーは1点を獲得します。
また、点札が1枚公開されているときに上がったプレイヤーは、さらに追加で1点を得ます。
勝利点が8 点に達したプレイヤーは、得点ボードの” Standby”のマスに自身の勝利点マーカーを移動させます。
”Standby”のマスにいるプレイヤーが出したカードに対し『あきまへん』の宣言をされ、他プレイヤーに上がられた場合、そのプレイヤーは-1点され、7点のマスへ戻されます。
”Standby”のマスにいるプレイヤーが『あきまへん』の宣言により上がったならば、そのプレイヤーがゲームの勝者となります。
あきまへん返し
『あきまへん』を宣言されたプレイヤーは、その宣言に対し『あきまへん』の宣言を仕返すことができます。
プレイヤーがまだ『あきまへん』の宣言に使用していない手札を持っているなら、『 あきまへん』の 宣言を仕返すことが可能です。
その宣言が成功したならば、先に『あきまへん』を宣言したプレイヤーの上がりを上書きして上がることができます。
その場合、『あきまへん』の宣言の仕返しを成功させたプレイヤーは2点、
先に 『あきまへん』を宣言した全てのプレイヤーは0点、
それ以外のプレイヤーは1点を獲得します。
また、点札が1枚公開されているときに上がったプレイヤーは、さらに追加で1点を得ます。
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