【カードゲーム紹介】ガラクタリウム【宝とガラクタは紙一重】
ゲームのルール
ゲームの目的
各プレイヤーの目的は、遺物を組み立てて起動しその力を集めることです。
遺物カードを組み合わせ、相手プレイヤーより先に魔力(=得点)を30点獲得したプレイヤーの勝利となります。
ゲームのセットアップ
- 遺物カードと特殊カードを裏向きで束にし、よくシャッフルして山札とします。
- キャラクターカードを裏向きで束にし、各プレイヤーに2枚ずつランダムに配ります。
配られたキャラクターカードは裏向きにして置いておき、持ち主だけが表面を見ることができます。
配られなかった1枚のカードは表面を見ずに裏向きのままゲームから除外します。 - 各プレイヤーは、それぞれの得点ボードの「2」マスの上に得点マーカーを置きます。
- ジャンケンなどの適当な手段で最初の親プレイヤーを決めます。
親プレイヤーの得点ボードの横に発掘マーカーを置きます。
場の説明
下記画像のように配置しましょう。
- 山札:遺物カードと特殊カードの束です。
- 発掘報告エリア:分配するカードを並べる場所です。
- 戦利品エリア:獲得した遺物カードを置くエリアです。
- ガラクタ置場:作成した役や破棄したカードを置く場所です。
- 得点ボード:得点を加点・減点した際、歯車マーカーを動かしてそのプレイヤーの合計得点を示します。
- キャラクターカード:選択したキャラクターカードを裏向きにして置きます。
- 発掘マーカー:そのターンの親プレイヤーを示します。
ゲームの大まかな流れ
- ゲームのひとまとまりの流れをターンと呼びます。
ターン中のプレイヤーはそれぞれ親プレイヤーとこプレイヤーに分かれます。 - ターンが終了すると親プレイヤーが入れ替わり、次䛾ターンに移ります。
- ターンは下に示す3つのフェーズで進行します。
- 発掘フェーズ
- アクションフェーズ
- 子プレイヤーのアクション
- 親プレイヤーのアクション
- 終了フェーズ
各フェーズの詳細
発掘フェーズ
親プレイヤーは以下の手順を行います。
- 山札からカード5枚を引き、自分だけがその表面を見ます。
- 5枚のうち4枚は表面を上にし、1枚は裏面を上にして発掘報告エリアに置きます。
- 発掘報告エリアに置いた5枚のカードを2つの束に分けます。
アクションフェーズ
- 子プレイヤー
- 親プレイヤー
の順に行動します。
子プレイヤー
発掘エリアの2つの束のうち1つを選択して自分の戦利品エリアに全て表向きで置きます。
その後、アクションを行います。
親プレイヤー
発掘エリアの残りの束を自分の戦利品エリアに全て表向きで置きます。
その後、子プレイヤーと同様にアクションを行います。
各アクションの説明
各プレイヤーは以下のアクションを好きな順番に好きな回数だけ行うことができます。
- 役の作成
- 遺物カードおよび特級遺物カードを組み合わせて役を作りガラクタ置場に置きます。
その後、役に応じた得点を加点します。 - カードの破棄
- 戦利品エリアのカード1枚をガラクタ置場に置きます。
- キャラクタースキルの使用
- 相手プレイヤーが15点以上の得点を獲得している場合、ゲーム中に一度だけ、最初に配られた2枚のキャラクターカードのうち1枚のみスキルを使うことができます。
キャラクターカードを表向きにして公開し、スキルの効果を処理します
減点される場合は、その数字に応じて得点マーカーを動かして合計得点を示します。
得点は0より小さくはならず、30点を越えて加算されます。
※プレイヤーが自分のアクションフェーズを終える時、自身の戦利品エリアのカードは5枚以下になっていなければなりません。
終了フェーズ
ターン終了時にいずれかのプレイヤーが30点以上獲得していた場合はゲームは終了し、その時点で得点が高い方のプレイヤーの勝利となります。
同点の場合には戦利品エリアに残っている呪いカードの枚数が少ない方が勝利します。
呪いカードの枚数も同じ場合には引き分けとなります。
いずれのプレイヤーも30点に達していない場合、親プレイヤーと親プレイヤーを入れ替えて次のターンを開始します。
役の一覧
役は、遺物カードと特級遺物カードの組み合わせで作成することできます。
同じ数字
- 2枚
- 2点
- 3枚
- 5点
- 4枚
- 10点
連番となる数字
絵柄が統一されている場合、点数が1.5倍となります()表示。
- 3枚
- 4点(6点)
- 4枚
- 6点(9点)
- 5枚
- 10点(15点)
※狂科学者のキャラクタースキルによって呪いカードを遺物カードとして使用した場合、絵柄統一によるボーナスは得られません。
特殊カードの効果
特級遺物カード(Special Relic)
役を作る際に、好きな絵柄かつ好きな数字のカードとして扱うことができます。
ただし、このカードを含んだ役を作成した場合、得点を1減点しなければなりません。
再探索カード(Re-Explore)
このカードは役に組み込むことはできません。
このカードをガラクタ置場に置いた後、両プレイヤーのガラクタ置場にある全てのカードと山札を合わせてシャッフルし、新たな山札とします。
呪いカード
このカードは役に組み込むことはできません。
「カードの破棄」アクションにより破棄した場合、そのプレイヤーの得点を2減点します。
ただし、合計得点がマイナス値になる場合には破棄することができません。
「役の作成」アクションにより作成した役が呪いカードに記載された数字の遺物カードを含む場合、減点を無視して破棄することができる呪いの浄化となります。
※1つの役で複数カードの呪いの浄化が可能
キャラクタースキル
- 騎士 Knight
- 山札からカードを3枚引いて自分の戦利品エリアに置くことができます。
- 姫 Princess
- 山札もしくはガラクタ置場から特級遺物カードを探して自分の戦利品エリアに置きます。
山札から探した場合には山札をシャッフルします。 - 怪盗 PhantomThief
- 相手の戦利品エリアから特級遺物カード以外の好きなカードを1枚選んで自分の戦利品エリアに置くことが出来ます。
- 探偵 Detective
- 山札の上から5枚のカードを引き、そのうち1枚を自分の戦利品エリアに置けます。
その後、残り4枚のうち好きな枚数のカードをガラクタ置場に置き、残りを好きな順番で山札の一番上に置きます。 - 狂科学者 MadScientist
- あなたの戦利品エリアの呪いカードの数だけあなたの得点を減点します。
このターンあなたは呪いカードを「その数字を持つ絵柄の無い遺物カード」として扱って役を作成することができます。
「ガラクタリウム」の魅力
山札を取り分ける際に自分にとって有利になるよう分けるのですが、分けた後に選ぶのは相手なのでカードを偏らせると相手のみ有利になってしまいます。
そのため、相手にとって良いカードと自分が欲しいカードをしっかりと把握して分けていく必要があります。
役の作成に関しても、
- 同一数字のカードを揃えるか(手軽に作れるが点数低め)
- 連番のカードを揃えるか(作成が難しいが、絵柄まで揃えると一気に得点を得られる)
上記を手札や山札の残りから想像して考えていなければなりません。
そういった「現在の状況」から最適解を考える悩ましさこそが「ガラクタリウム」の面白さでもあります。
また、キャラクターカードごとに異なるスキルを使用することで、ゲームを有利にしたり、逆転を狙うことも可能など、使用するキャラクターごとでも戦法が異なっている点もこのゲームの魅力といえます。
そんな「ガラクタリウム」はゲームマーケット2019秋にて頒布が行なわれます!
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