【カードゲーム紹介】フィラデルフィア【コンボを繋いで広告掲載!】
ゲームのルール
ゲームの勝利条件
下記の役一覧を作り(=役提出)、最も早く勝利点10点を獲得したプレイヤーの勝利となります。
役一覧
ペア
獲得勝利点:1点
『カフェA』+『カフェB』など、同名2枚のカードによって成立する役となります。
スリーカード
獲得勝利点:3点
『カフェA』+『カフェB』+『カフェC』など、同名3枚のカードによって成立する役となります。
フォーカード
獲得勝利点:5点
『カフェA』+『カフェB』+『カフェC』+『カフェD』など、同名4枚のカードによって成立する役となります。
フラッシュ3
獲得勝利点:2点
『設計事務所A』+『建築会社A』+『解体屋C』など、同業種別名(※)のカード3枚によって成立する役となります。
※同名カードが1枚でもある場合には役提出は出来ません。
例)『カフェA』+『カフェC』+『映画館C』など
フラッシュ4
獲得勝利点:3点
『設計事務所A』+『建築会社A』+『解体屋C』+『塗装屋A』など、同業種別名(※)のカード4枚によって成立する役となります。
※同名カードが1枚でもある場合には役提出は出来ません。
例)『カフェA』+『カフェC』+『映画館C』+『ホテルB』など
ゲームの準備
85枚の広告カードで構成された広告山札をよく切り、テーブル中央に置きます。
広告カードの捨て札置き場はその隣となります。
また、各プレイヤーは自分の前に、「自分の場」となるスペースを用意しておきます。
上記と同様に、アイテムカード14枚とフィールドカード1 枚の15枚から構成されたアイテム山札をよく切って各プレイヤーの届きやすい場所に置いておきます。
その隣にアイテムカードの捨て札置き場を用意しておきましょう。
その後、アイテム山札から3枚のカードを公開します。
公開したカードの中にフィールドカードが含まれている場合、フィールドカードを山札に戻して再度山札を切り直します。
山札を切り終わったら、新たに山札からアイテムカードを1枚公開します。
好きな方法でスタートプレイヤーを決定したのち、そのプレイヤーはスタートプレイヤーカードを受け取ります。
スタートプレイヤーから順に広告山札から初期手札となる4枚のカードを引き、開始時の所持金となる7金を所持します。
以上でゲームの準備が完了となります。
ゲームの進行
各ラウンドは下記フェイズごとにスタートプレイヤーから行なっていきます。
- アクションフェイズ
- 採用フェイズ
- 更新フェイズ
※1プレイヤーが3フェイズを一気に行なうのではなく、
- アクションフェイズで各プレイヤーがアクションを行なう。
- 採用フェイズで各プレイヤーが採用処理を行なう。
- 更新フェイズで各プレイヤーが更新処理を行なう。
という形で行なっていきます。
アクションフェイズ
アクションフェイズでは下記の6アクションの内、2アクションを行ないます。
※必ず2アクションを行なわなければなりません。
探査
広告山札の上から4枚のカードを公開し、その内の1枚を手札に加えます。
残りのカードは捨て札となります。
捨て札に送られたカードは表向きに重ねていき、全てのプレイヤーは常に確認する権利があります。
手札が7枚以上の場合、このアクションは実行できません。
獲得
広告山札からカードを、1枚につき1金払って引くことができます(3金払って3枚引くなど)。
1度に購入できる枚数は最大5枚までです。
また、引いた後に手札が7枚を超える枚数の購入はできません。
掲載
手札の広告カード1枚、掲載コストを払って自分の場に出します。
購入
公開されているアイテムカード3枚の内1枚、コストを払うことで購入することが出来ます。
購入したカードは即座に使用します。
使用されたアイテムは捨て札となります。
アイテムの使用が完了したら、アイテム山札から新たに1枚のアイテムカードを公開します。
アイテム山札が1枚もない場合にカードを公開する必要があったら、アイテム捨て札を新たな山札とします。
山札にする場合にはしっかりと切ってから山札としましょう。
アイテム購入時には下記に注意してください。
- 最初のラウンドではアイテムの購入はできません。
- アイテムの購入は1ターンに1枚までしかできません。
役提出
手札を構成するカードの中で、役(役一覧参照)となるような組み合わせがある場合、その組み合わせを公開することで勝利点を得ることができます。
公開した役は広告捨て札にある全てのカードと共に切られ、広告山札の下に行きます。
※1度の役提出時に、複数の役を公開することも可能です。
※専門職カードを役として使用することはできません。
パス
上記5つのアクションのいずれも実行できない場合、手札を公開し、直ちに1金を得て、手番を終了します。
採用フェイズ
そのラウンドのスタートプレイヤーはサイコロを振り、出た目によって全てのプレイヤーの掲載中の広告カードの成立判定をします。
カードの採用条件に出た目と同じものが含まれる場合、その広告は成立となります。
成立した広告カードに記載された報酬を獲得します。
その後、発動する効果があればスタートプレイヤーから好きな順番に効果の処理を行なっていきます。
全てのプレイヤーの処理が完了したら、成立した広告全てを捨て札にします。
(成立した広告も捨て札に送るまでは、広告は「掲載中」扱いとなり、それまでは掲載中効果も適用されます)。
上記が完了した後、採用フェイズは終了です。
更新フェイズ
掲載中の広告全てに月マーカーを1つ載せます。
その後、載っている月マーカー数を確認します。
月マーカーの数がその広告カードに書かれている掲載期間以上なら、広告カードは「違約」となり捨て札となります。
※更新フェイズで月マーカーを載せるより前に、カードの効果などで期間に達しても違約とはなりません。
違約処理が終了したら、ラウンド終了となります。
勝利点が10点以上になったプレイヤーがいない場合、スタートプレイヤーカードを時計回りで次のプレイヤーに渡し、そのプレイヤーから新しいラウンドを開始します。
ゲームの終了
更新フェイズが終了した際に、勝利点が10点以上のプレイヤーがいる場合、ラウンドと共にゲームの終了となります。
勝利点を最も多く持つプレイヤー、勝利点が同点の場合にはお金を最も持つプレイヤーの勝利となります。
お金も同額の時は、引き分けとなります。
「フィラデルフィア」の魅力
カード同士の能力をうまく使い分け、相互作用(コンボ)を生み出していく部分に重きを置いたゲームとなっております。
- カードを掲載することで効果が発生する
- カードが掲載された際に掲載済みのカードへ効果を発生させる
という効果を持つカードをそれぞれ出すことで、効果が相乗されて得られるリターンを大きくしたり、
- 「得られる金は多いが、掲載時にマイナス効果を発生させる」
- 「他カードを掲載した際にマイナス効果をプラス効果にする」
などといった効果反転のカードコンボなど、多種多様な使い方があります。
カード効果には自分自身の行動(役提出やカードを引く等)時に発生する物あるため、より多くのリターンを得るにはどのようにカードを掲載していくかが縦横になって行きます。
ただし!
闇雲に広告を掲載すれば勝てるわけではありません。
重要なのは「投資家への広告プレゼン」であり、役を作って提出しなければ勝利点を得られません。
掲載する(場に出す)か、プレゼン(役)対象にするか・・・。
その選択をいつ行なうかも重要なゲームでもあり、その選択を常に考えて動かなければならない部分もまたこのゲームの面白さの一つでもあります。
「フィラデルフィア」はゲームマーケット2019秋、土曜日【R23】ブースにて頒布が行なわれます!
現在、予約受付中とのことですので、是非とも興味のある方はご購入してみてはいかがでしょうか?
以上、「フィラデルフィア」のご紹介でした!
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