【カードゲーム紹介】サイ・コンジャリング【不可思議怪怪】
今回紹介するアナログゲームは「サイ・コンジャリング」です。
「サイ・コンジャリング」ってどんなゲーム?
4×4に配置した魔獣カードを召喚していき、最終的な戦力差によって勝敗を決する2人対戦用のLCG系ゲームとなります。
大きな特徴として、
「お互いのカードを召喚しあうことが可能」
という点があり、このシステムによって相手のコンボを(意図せずに)潰したり、逆に自分のコンボに組み込めるなどのランダム的な戦略要素を楽しめる作品となります。
お互いに召喚者となって、名状しがたき者たち=魔獣を召喚して相手よりも戦力を拡充していく!
そんな設定が心をくすぐる「サイ・コンジャリング」について詳しく紹介していこうと思います!
「サイ・コンジャリング」の基本情報
- プレイ人数
- 2人
- プレイ時間
- 20〜40分
- 推奨年齢
- 12歳~
- 制作
- サイ・コンジャリング
- ゲームデザイン
- 案山子
コンポーネント(内容物)
- 魔獣カード:42枚
- ソウルチップ:16個
「サイ・コンジャリング」のルール
カードの説明
- 初期戦力
- 魔獣の名前
- 魔獣のイラスト
- 赤戦力メモリ
- 赤能力
- 青能力
- 青戦力メモリ
Tips
カードテキストの「主人」はそのカードをコントロールしているプレイヤー(イラストが正位置)、「主の敵」はカードを配置したプレイヤーの相手プレイヤー(イラストが逆位置)を意味します。
「能力効果」について
魔獣の能力には『■召喚時』、『■存在時』、『■退場時』、『■攻撃時』、『■戦闘時』という分類があり、各能力の発動は下記の通りとなります。
- ■召喚時
- 『■召喚時』能力を持つユニットが「召喚」された時、または「クイックサモン」で場に出た時に発動します
- ■存在時
- 『■存在時』能力を持つユニットが場に存在する状態で、条件を満たすたびに何度でも発動します
- ■退場時
- 『■退場時』能力を持つユニットが「破壊される」「裏向きになる」「手札に移動する」時に発動します
- ■攻撃時
- 『■攻撃時』能力を持つユニットから他のユニットに対して攻撃を行った時に発動します
- ■戦闘時
- 『■戦闘時』能力を持つユニットが他のユニットと戦闘した時に発動します
Tips
召喚フェイズで場のカードを表向きにする事を「召喚」と呼びます。
セットアップ
- お互いのプレイヤーは、魔獣カードの中から12種類選び「持ち札」を構築します。
- その際、持ち札は全て異なる魔獣で構築するようにします。
- 持ち札の中から4枚選び「手札」を構築します。「手札」は後述の❶「クイックサモン」に用います。
- 先攻後攻を決めた後、残った8枚の「持ち札」を先攻のプレイヤーから交互に、4x4の四角形になるよう裏向きに場に配置してセットアップ完了です
- カードは、横からめくって表向きにした際に、イラストが自分に対して正位置になるよう配置してください(※)
ゲーム開始時には下記のように配置してください。
ゲーム開始
サイコンジャリングは、各プレイヤーが互いにターンを繰り返すことでゲームが進行していきます。
各ターンは、「召喚フェイズ」⇒「戦闘フェイズ」の順に進行していき、「戦闘フェイズ」の終了と同時にターンも終了となります。
「召喚フェイズ」の進め方
ターンプレイヤーが場のカードを1枚選び表向きにし、その能力に従った操作を行います。
※能力についての詳細は後述の「能力効果」をご確認ください。
自分が配置した魔獣を召喚した場合には「青能力」が、相手が配置した魔獣を召喚した場合は「赤能力」が発動します。
※一部例外もあります。
召喚後、起動した能力のテキスト側にある「戦力メモリ」上にコンポーネントの「ソウルチップ」を設置します。
設置する際には「初期戦力」と同じ数値に設置します。
「ソウルチップ」は、魔獣の現在の戦力と発動している能力の色を判断する為に用います。
※カードの能力によって新たなユニットが場に出た場合にも、同じ手順で「ソウルチップ」を設置します。
クイックサモン
召喚前、もしくは召喚後で
- 自分のユニットが攻撃しておらず
- 場に空いたマスがあるなら
自分の手札から魔獣カードを1枚「クイックサモン」で場に出すことができます。
「クイックサモン」により場に出た魔獣の起動能力に関しては、オーナーがどちらの色を使用するか選択できます。
能力を起動した後、起動した能力側の「戦力メモリ」の黄色い部分にソウルチップを置いてください。
「クイックサモン」等により場に出た、ソウルチップが「戦力メモリ」の黄色い部分に置かれている魔獣は戦力を持たないものとして扱います。
また、戦力そのものを持たないため、戦力を増やす効果、戦力を変更する効果の影響を受けません。
「戦闘フェイズ」の進め方
攻撃可能な魔獣で、他の魔獣を攻撃することができます。
攻撃する対象は、自分が召喚した他の魔獣を選択することができます。
基本的に魔獣は場に出たターンには攻撃することができません。
魔獣は1ターン中にいずれか1体しか攻撃できず、攻撃後、戦闘フェイズが終了し即座にターンエンドとなります。
※攻撃をパスした場合も同様に、ターンエンドとなります。
魔獣を攻撃した時、攻撃された魔獣に、攻撃した魔獣の現在の戦力分の戦闘ダメージを与え、攻撃した魔獣は攻撃された魔獣から、攻撃された魔獣の現在の戦力分の反撃ダメージを受けます。
破壊
他魔獣との戦闘や能力によって戦力が0になった魔獣は破壊され墓地に置かれます。
ソウルチップが黄色い部分に置かれている魔獣は、各オーナーのターン開始時に破壊されます。
また、0点以上のダメージを受けた時にも破壊されてしまいます。
ターンの究極的な終了について
手札を使い切ったプレイヤーは、手札を使い切ったターンが最終ターンとなり、何らかの手段で新たに手札を獲得するまでターンを得ることができません。
ゲーム終了
「互いのプレイヤーが手札を使い切る」または「どちらか一方の魔獣が全滅する」または「互いのプレイヤーがゲーム終了に同意する」ことでゲームが終了します。
それぞれ場に残っている自分の魔獣の現在の戦力を合計し、場に残っているユニットの現在の戦力の合計値が高いプレイヤーが勝者となります。
「サイ・コンジャリング」の魅力
「サイ・コンジャリング」の特徴として、
- お互いのカードを召喚することもできてしまう
- 魔獣同士の能力次第でコンボを実現可能
という2つが挙げられます。
1つ目の
お互いに配置した魔獣はしっかりと把握しておかないと、「相手の魔獣を召喚してしまう」、「召喚順を間違えて自分が不利になる」、「相手のコンボを誘発してしまう」などといった状況に陥ってしまいます。
ただし、「相手の間違い」で自分の魔獣が召喚されて形勢が逆転する!という状況もあったりするなど、逆転につながる可能性になる点が大変面白い点でもあります。
2つ目のコンボに関しては、TCGなどでもたまにある2つ以上のカード能力を使って、さらに別のカードを召喚するなどの効果を発揮する物があり、そのコンボを考えながらカード編成を考える楽しみがとても楽しいのです!!
各カードに描かれている魔獣たちも初見では何とも言えぬ怖さを感じてしまいますが、一緒に戦っていくうちに戦友と呼べる仲間となること間違いなし!
そんな「サイ・コンジャリング」はゲームマーケット2021秋にて第2版が頒布予定とのこと!
ゲムマ前に遊んでみたい方には頒布サークルであるサイ・コンジャリングさんにお願いすれば、ユドナリウム上で遊ばせていただくことも可能です!
是非、TCGでのコンボやLCG好きな方、興味のある方は遊んでみてください!!
以上、「サイ・コンジャリング」の紹介でした!!
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