【カードゲーム紹介】太陽と雨と虹【色が織りなす空模様】
今回紹介するアナログゲームは「太陽と雨と虹」です。
『太陽と雨と虹』ってどんなゲーム?
虹や雨、太陽などが描かれた37枚のカードと16個のマーカーを使って、4つのゲームを楽しめる4in1のカードゲームです!
遊べるゲームは「セットコレクション」、「ゴーアウト」、「トリックテイキング」、「ライン(陣取り)」という全く別のシステムのゲーム!
七色の雨と太陽。
天気をつかさどり、最も美しく空を彩るのは誰でしょう?
そんな素敵なキャッチコピーのカードゲーム、『太陽と雨と虹』に関する情報をご説明させていただきます!
『太陽と雨と虹』の基本情報
コンポーネント(内容物)
- カード:37枚
- マーカー:16個(4色各4個)
『太陽と雨と虹』のルール
『太陽と雨と虹』には4つのゲームルールがあり、それぞれ全く異なる遊び方となっております!
それぞれの遊び方、ルールの説明を行わせていただきます!!
「太陽のラミィ」
プレイ人数:1~4人
「太陽のラミィ」は手札にあるカードを自分の場に出していき、高い役を作っていくことを目的としたゲームです。
「太陽のラミィ」は
- 役が完成するともう1枚カードを場に出すことができる
- 場のカードを組み替えることができる
- 役ごとに異なる特殊効果を持っている
という特徴があり、上記を駆使して、さらに大きな得点を持つ役を作っていくことができます!
「太陽のラミィ」のルール説明
勝利条件
上がり宣言をしたプレイヤーがいるときに、親プレイヤーの右隣のプレイヤーまで手番を行った後、得点と失点の計算を行い、合計点が最も多いプレイヤーの勝利となります。
準備
適当な方法で親を決め、目印として親の前に虹カードを置いておきます。
親は35枚のカードをシャッフルします。よく混ぜたら手札として全員に5枚ずつ配りましょう。
その後、各プレイヤーは好きな色のマーカーを1ゲームにつき1個持ちます。
残りのカードは山札として全員から手が届く中央に置きます。
フェイズについて
各プレイヤーは自分の手番に下記のフェイズを行います。
- ドローフェイズ
- 組み換えフェイズ
- プットフェイズ
- 組み換えフェイズ
- 終了フェイズ
ドローフェイズ
山札か捨て札の上から手札に1枚カードを加えます。
組み換えフェイズ
プットフェイズの前と後に任意で行えるフェイズです。
場のカードを裏返したり並べ替えて、 役をつくったり、崩したりすることができます。
※組み換えによって、役をつくる準備をしたり、役をつくり変えたり できるのがこのゲームのポイントです。
プットフェイズ
手札からカードを1枚、自分の場に置くか、場に出す代わりにカードを1枚ウラ向きで捨て札の山に置きます。
一度場に出したカードを手札に戻したり、捨て札にすることはできませんので注意です!
自分の場に出したカードで新たな役が完成した時、追加で手札からもう1枚、カードを場に出すことができます(※)
※組み換えによって役ができた場合や、すでにある役にカードを足しただけの場合は、追加効果はありません。
場に役がある時、特殊効果を任意に発動することができます。
※《太陽》と《虹》の効果を発動するタイミングは、プットフェイズ中であれば、いつでもかまいません。 ●役に関わらないカード(余り札)を場に出してもかまいません。
終了フェイズ
《雨》の役があれば手札から1枚カードを捨てることができます。 条件を満たしていれば上がり宣言(後述)することができます。 左隣のプレイヤーに手番が移ります。
上がり宣言
手番終了時に以下の条件をすべて満たしている時、上がり宣言する ことができます。 手札が0枚 場のカードが7枚以上 場に余り札がない
役の種類
- 太陽
- 太陽のカード1枚で完成。
太陽のカードを出したとき、山札からカードを1枚取得します。 - 雨
- 雨カードのみで、同色か色続きのカードが2枚以上の役となります。
自分の手番終了時に毎回手札からカードを1枚捨てます。 - 虹
- 裏向きで色続きの3枚以上のカードで成り立つ役です。
自分のプットフェイズごとに追加で手札から1枚カードを場に置くことができます。
「雨のゴーアウト」
プレイ人数:2~4人
「雨のゴーアウト」は条件にあったカードは場に出ているカードと同色か色続きのカードを裏向きで出していき、カードを一番早くなくした人が勝利するカードゲーム!
カードを出す際に「雨」か「晴れ」かを宣言し、その宣言を左隣のプレイヤーから間違いであると当てられると、当てた人がボーナス点をもらえるなど、バチバチのはったり戦を楽しめちゃうカードゲームです!!
「雨のゴーアウト」のルール説明
勝利条件
ゲーム終了時に得点計算を行い、合計点が最も多いプレイヤーの勝利となります。
基本的な流れ
- 虹カードを含む36枚のカードを各プレイヤーに配ります。
- 各プレイヤーは配られたカードの内容は見ずに色別に並べます。
- その後、どれか1色のみ内容を確認し、見た色が分かるようにマーカーを置きます。
- 手番プレイヤーがどれか一色、または色続きのカードを中央にだして、太陽を1枚だけ含む「晴れ」か雨のみで太陽を含まない「雨」の宣言を行います。
- その左隣のプレイヤーはその宣言に対して「OK」か「チャレンジ」を告げ、「OK」ならば手番が移り、「チャレンジ」ならばカード内容の確認を行っていきます。
- これらを繰り返していき、手札が無くなったプレイヤーが出たらゲーム終了となります。
チャレンジ
「チャレンジ」を選択した場合、出されたカードを表向きにして、太陽カードの枚数確認を行います。
※太陽のカードが2枚以上含まれる場合には無条件で宣言の誤りとなります。
「チャレンジ」に成功した場合には、当てたプレイヤーが得点として出たカードの半分を手に入れて「チャレンジ」を行ったプレイヤー手番となります。
「チャレンジ」に失敗した場合には手番プレイヤーが出したカードの半分を得点として入手でき、「チャレンジ」したプレイヤーは1回休みとなります。
また、成功時には手番プレイヤー、失敗時にはチャレンジ宣言をしたプレイヤーが上記得点となったカード以外を引き取ることになります。
プレイの起点
前のプレイヤーが出したカードをOKした場合には、出されたカードのうち最も大きい数字のカードが次のプレイの起点となります。
手番で出せるカードは起点と同じかその次の数字から始まるカードです。
例)起点が3の場合、「3,4,5」「4,5,6」や「3,3,3」、「4,4」などです。
出せるカードがない場合はパスを行い、左隣りのプレイヤーに手番を移します。
全員パスしたら場が流れ、その次のプレイヤーは好きなカードを出すことができます。
得点計算
- 手元にあるマーカーの数1個につき1点
- チャレンジ成功で得たカード「色の数 ×1点」もしくは 「最多の同色枚数 ×1点」のどちらか多い方
上記計算を行い、合計点が最も多いプレイヤーの勝利です。
同点の場合は手札をなくしたプレイヤーの勝利です。
「虹のトリック」
プレイ人数:3~4人
トリックテイキングである「虹のトリック」は各カードにある虹のグラデーションによってフォローが行われ、各ラウンドで得たポイントで勝敗が決まるのではなく、各ラウンドのポイントから計算されたスコアの合計点で最終的な勝敗が決まる変則型トリックテイキングとなります!
「虹のトリック」のルール説明
勝利条件
プレイ人数分の回数ラウンドを行い、その得点の合計が最も多いプレイヤーの勝利となります。
準備
各プレイヤーに好きな色のマーカーをラウンド回数分配ります。
スコアカードの使用する面をオモテにして、全プレイヤーが見える位置に置きます。
※通常はA面でのプレイがお勧めです。
虹カードを含む36枚のカードをよく混ぜて、全員に配りきります。
虹カードを配られたプレイヤーは虹カードを自分の前に置き、 親であることを示します(ゲーム中は使用しません)。
各自、配られた手札をウラ向きにして自分の前に色別に並べます。 ※手札の内容はいつでも確認することができます。
基本的な流れ
- 最初のプレイヤーは手札から1枚か2枚(同色の雨カードのみ)を場に出します。
- 他プレイヤーも時計回りでカードを出していきます。カードを出す際には後述のルールに準じます。
- 出されたカードの強さを比べ、勝者はカードを全て取得します。取得したカードは表向きで並べておきます。
- 上記1~3を繰り返していき、手札を持っているプレイヤーが1人以下になったらラウンドの終了となります。
- 取得したポイントから最終的な得点を計算し、勝者を決めます。
カードを出す際のルール
最初のプレイヤーが出したカードを「リード」と呼びます。
他プレイヤーはその「リード」の色または前後の色を持っている場合に必ずその色を出さないといけません。
※「フォロー」と呼びます。
フォローできる色がない場合にはどのカードでも出せますが、カードの強さに関係なく必ず負けとなってしまいます。
カードの強さはランクでの勝負を行い、同じランクの場合には色の強さによって勝敗が決まります。
※ランクも色も同じ場合には、後出し勝利となります。
カードの強さ
- ランク
- 雨1枚 < 太陽 < 雨2枚
- 色
- ランクが同じ場合、数字が大きいほうが強くなります(ただし1は7よりも強い)
- 出した順
- ランクも色も同じ場合、あとから出したカードが勝ちます。
ラウンドの終了
トリックを繰り返していき、手札を持っているプレイヤーが1人以下になった場合ラウンドを終了します。
ポイント計算
各プレイヤーは獲得したカードと残り手札からポイントを計算します。
このポイント自体は最終得点とは別のものになります。
ポイント=(太陽カードの枚数)+(最大の連続した色数)
このポイントに応じて、スコアカード上に自分のマーカーを置いていきます。
最終トリックを終えた際に、マーカーの置かれているスコアを計算して、最も高い得点を得たプレイヤーの勝利となります。
「ウェザーライン」
プレイ人数:2人
2人対戦型の「ウェザーライン」は共有する4列のラインにカードを配置して、多くの列にカードを配置したプレイヤーが勝利する陣取り系のカードゲームとなっております!
その特徴として、トランプの七並べのようにカードが必ずつながるように配置する点、相手の陣にもカードを置くことができる点が挙げられます!
そのため、「1列しか征していないけれども点数としては高得点!!」というロマンのある勝ち方があったりなど、ライン取り系ゲームとしてちょっと変わったゲーム感が楽しめると思います!
「ウェザーライン」のルール説明
勝利条件
征した列のカード1枚につき1点とマーカー1個1点を計算して、合計点の高いプレイヤーの勝利となります。
基本の流れ
- 適当な方法で先手と後手を決めます。
- 後手となったプレイヤーは左右の場、どちらを「自陣」とするか選択します。
- カードをよく混ぜてウラ向きの山にします。
- 36枚のカードを裏向きにしてよくシャッフルして山札にして、カードをめくっていきます。
- 3枚の異なるカードが出たら中央に順番に配置します。他カードはすべて再度シャッフルして山札にします。
- 6枚を裏向きに山札の隣に置き(プールカード)、手札を2枚と好きな色のマーカーを2個配ります。
- 手番プレイヤーはプールカードから1枚を手札に加え(※)、山札からカードが6枚になるようプールカードに補充します。
- 手札からカードを1枚、場に置きます。
- 手番を交代し、カードが置けなくなるまで上記7~8を繰り返します。
※プールカード上に同色のカードが3枚以上ある場合には、1枚をゲームから除外し、山札からカードを1枚補充した後に取得するカードを選ぶことができます。
カードの置き方ルール
- カードは自陣、敵陣、どちらにでも置くことができます。
- 置く際にはすでに置かれているカードの隣でなければいけません。
- 虹カードの隣には好きなカードを置くことができます。
- 紫(7)カードの隣には赤(1)、赤(1)カードの隣には紫(7)を置くことができます。
- 太陽のカードが見えている列に他の太陽のカードを置くことはできません。
- すでに置かれているカードの上に同色のカードを置くことができます。
- 任意のカードを裏向きにして、その上にマーカーを1個置くことで、ワイルドカードとして扱うことができます。
- ワイルドカードの上に他のカードを置くことでマーカーを回収することができます。
ゲームの終了
両プレイヤーがこれ以上カードを置けなくなった時、ゲームを終了します。列の判定(後述)を行い、両プレイヤーは得点計算を行います。
列ごとに基準カードの左右の枚数を比べます。
※重なっている下のカードは数に含みません。 自陣の枚数が多い方がその列を獲得します。枚数が同じなら太陽 がある方が列を獲得します。枚数が同じで両方に太陽がなければ その列はどちらも獲得できません。
得点計算 ・征した列の枚数(自陣・敵陣・基準カードを含む)×1点 ・手元にあるマーカーの数×1点
合計点が多いプレイヤーの勝利です。
同点ならマーカーを除く点の多い方、それも同じなら虹カードの列を征したプレイヤーの勝利となります!
『太陽と雨と虹』の魅力
まず、最初にあげるべきは1つのセットで4つのゲームが遊べることです。
4種類のゲームを遊びたいなら4種類分のゲームを持っていくことが多いと思います。
『太陽と雨と虹』ならばアナログゲームが好きな人なら1度は遊んだことがある4つのシステムが手軽に遊べちゃいます!
同じシステムで遊んだ後に「別のゲームもやりたい!」という場合でも同じカードのまま、パッと切り替えれるのも良い点です。
「それぞれのルールは他ゲームと似てるんじゃないの?」
「ちょっとしたゲームだとすぐ飽きそう」
そんなことはありません!
しっかりと練られて作られた4つのゲームルールは、基礎となるゲームメカニクスの面白いところをガッチリと抑えつつ、独自のルールも練りこまれており、遊び応えバツグン!
カードの見た目も水彩画調で描かれており、エモさもGood!!
SNSでの映えにもしっかりと答えてくれること間違いなし。
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是非ご購入いただき、遊んでみてください!!
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