【カードゲーム紹介】BRUJAS DEL SABADO ~サバトのマジョたち~【笑顔の下に隠れるもの】
「BRUJAS DEL SABADO ~サバトのマジョたち~」のルール
「サバマジョ」の特徴説明の前にまずはゲーム内で使用されている、トリックテイキングの各用語を軽くご説明させてもらいます。
- トリック
- プレイヤー全員がカードを1枚ずつ場に出して、カードの強さによって勝敗を決めること
- スート
- トランプで言うところのハートやスペードなどの柄のこと(※)
- リード
- 各トリックで手札からカードを出すときのルールのことで、「サバトのマジョたち」では2番手以降によって決まります
- フォロー
- リードの条件に従って、カードを手札から出すこと
※「サバマジョ」では赤(蛾)、青(烏)、黄(本)、緑(盃)の4種類となっています。
ゲームのセットアップ
初めに悪戯カードを配ります。
プレイ人数で手札の枚数が異なります。
- 3人※
- 13枚
- 4人
- 10枚
- 5人
- 8枚
※3人で遊ぶときは悪戯カードが1枚余りますので、余った悪戯カードは内容を見ずに箱に戻しましょう。
その後、場の中央に魔女カードと得点カードを配置します。
※得点カードは数字の大きい順に並べ、魔女カードはランダムな順番で並べます。
ゲームの基本的な流れ
Step1.
「最近魔女を見た人」か、適当な方法で決めたスタートプレイヤーが1番手となってトリックを行います。
悪戯カードを出す順番は時計回りです。
※2回目以降のトリックでは、前のトリックの勝者が1番手となります。
トリックの進め方
1番手のプレイヤーは手札から好きな悪戯カードを場に出します。
2番手は1番手の出した悪戯カードと色か数字が同じ悪戯カードを場に出します。
※色と数字の両方が同じ悪戯カードでも構いません。
1番手と2番手が出した悪戯カードの「色」か「数字」のどちらかが同じだった場合、その要素がこのトリックでのリードになります。
例)1番手が出した悪戯カードが「緑の3」だった場合。
2番手の手札が「緑の4」、「黄の3」、「赤の2」である場合には、色が同じ「緑の4」と数字が同じ「黄の3」を出すことができます。
2番手が「緑の4」を出したなら、このトリックにおけるリードは「緑」となり、緑の悪戯カード以外は出すことができなくなります。
また、2番手が「黄の3」を出した場合には「3」がこのトリックでのリードとなり、「3」以外の数字の悪戯カードは出せなくなります。
3番手以降のプレイヤーは上記リードに従って悪戯カードを出さなければなりませんが、条件が一致する悪戯カードが手札にない場合にはどの悪戯カードでも出すことができます。
ただしその場合には、このトリックにおける勝敗に参加する権利を失うことになります。
また、2番手が1番手の出したカードと色も数字も同じ悪戯カードを出した場合や、色も数字も違う悪戯カードを出したときには、3番手が2番手と同じルールで悪戯カードを出し、リードを決めることになります。
※以降、決まらなければ次手番が同様にリードが決まる悪戯カードを出していきます。
トリックの勝敗
トリックで場に出た悪戯カードを見比べ 以下のルールでトリックの勝者を決めます。
- リードが色
- 数字が大きい悪戯カードの勝ち
- リードが数字
- 価値の高い色の悪戯カードの勝ち
Tips:色の価値について
場に配置された魔女カードと得点カードの値を参照します。
5の得点カードの横にあるマジョカードが1番強く、1の得点カードの横にある魔女カードが一番弱くなります。
トリックに勝つ悪戯カードが2枚場に出ているとき、後に出た悪戯カードの勝ちとなります。
1番手が出した悪戯カードに対し、誰も2番手のルールで悪戯カードを出せなかったとき、1番手が出した悪戯カードの勝ちとなります。
リードが決まらず、1番手と2番手の出したカードが同じだった 場合、2番手が出したカードの勝ちとします。
※後勝ちルールがここでも適用になります。
Step2.
トリックの勝者はトリックに勝った悪戯カードと同じ色の魔女カードを上下どちらかのカードと入れ替えます。
5の横にある魔女カードは3の横にある魔女カードとのみ、1の横にある魔女カードは2の横にある魔女カードとのみ交換することができます。
また、魔女カードは必ず移動させなければなりませんのでご注意ください。
Step3.
魔女カードの移動後、トリックの勝者から時計回りで、場に出た悪戯カードを1枚ずつ選んで自分の獲得札にします。
獲得札は手札と混ざらないようにし、他のプレイヤーから見えるようにしておきましょう。
※数字が見えなくなるように重ねたり、相手からカードが見えないように隠してはいけません。
【手札が無くなるまでStep1~3を繰り返します】
Step4.
Step3が終わった時点で各プレイヤーの手札が無くなったらゲーム終了となり、手元の獲得札で得点計算を行います。
手元点「どの魔女がお好み?」
獲得した悪戯カードの中で、最も多く持っている色を確認します。
その色の魔女カードの隣にある得点カードの点数を獲得します。
最も多いカードが2種類以上ある場合には、価値の高い魔女カードの得点を獲得します。
マジョリティ点「どの悪戯が好み?」
獲得した悪戯カードを他プレイヤー全員と比べて、最も多い獲得数の悪戯カードの種類1つにつき2点を得ることができます。
最も多く悪戯カードを手に入れたプレイヤーが2名以上いる場合、その悪戯カードの得点は該当するプレイヤー全員が得ることができます。
上記2種類の得点を合計した値が最も多かったプレイヤーがサバトを最も楽しんだ悪魔となり、このゲームの勝者となります!!
「BRUJAS DEL SABADO ~サバトのマジョたち~」の魅力
まず挙げたい点として、トリックテイキングのゲームとしてしっかりとしたルールが作りこまれております。
ゲームルール自体の難しさはそこまで高くなくて、「その時のルールに従ってカードを1枚選んで出す」ことぐらいです。
ただ、いかに勝利するか。という点を考えていくと難しさが一気に上がっていく印象です。
- 魔女の順位と手札、取得した悪戯カードによって「どこで勝つか」を考えていく
- 他プレイヤーの取り札を見て、どの順序にすることで他プレイヤーを出し抜くか
この2点だけでも、トリックごとにより良い勝ち筋を考えなければならないため、頭は常にフル回転状態です。
また、アートワークとゲームデザインが良い形で噛み合っており、遊んでいるとゲームの世界に引き込まれていく点も推したいポイントです。
魔女たちの底知れぬ存在感や狂気にも似た生き方など、世界観が作りこまれており、「怖くて面白い」という言葉がスッと出てきました。
今回記載しているルールは基本ルールとなっており、もっと戦略性やジレンマを味わい人のためにバリアントルールも設けられております!
そちらのルールは「サバマジョ」を購入して、遊んでみてください!!
「サバマジョ」こと「BRUJAS DEL SABADO ~サバトのマジョたち~」はゲームマーケット2021春にて頒布予定とのこと!
ゲムマにお越しの際には是非一度ブースを覗いてみてはいかがでしょうか?
下記ページにて、予約も行っているとのことで、確実に入手したい方は予約をおススメさせていただきます!!
また、ゲームマーケットで「サバマジョ」を購入くださった方には下記のオリジナル缶バッチを1つプレゼントしてもらえるとのこと!
推しの魔女がいる方もまだな方も是非この機会にゲットしちゃってください!!
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