【カードゲーム紹介】侍合戦カードバトル【そっ首頂きたく候】

『侍合戦カードバトル』のルール

ゲームの目的

『侍合戦カードバトル』はデッキ共有型の陣取り合戦カードゲームです!

各プレイヤーは南朝か北朝の武将となり合戦に参加し、各武将への指示等を行っていき、相手の兵糧を0に出来たプレイヤーの勝利となります!

ゲームの勝敗

両プレイヤーはゲーム開始時に「兵糧」を9個所持しており、この兵糧が先に0となったプレイヤーの負けとなります!

ゲームの準備

全ての侍カードをシャッフルして⼭札にします。
※山札は両プレイヤーが共有で使います。

各プレイヤーは賽を1つ、兵糧9個を⽤意します。

⼭札から9枚の侍カードを引いて、無の剣術と合わせて10枚の⼿札とします。

その後、以下の処理を⾏っていきます。

  1. 互いに賽を振り、目の高い方が手番者(先手)、引く方が次手番者となり、お互いの手番カードを山札から引いていく。
  2. 手番者から順に、手札から自陣地へ侍を1体ずつ交互に配置します。配置した侍がお互い4体になったら陽明時フェイズへ移ります。

各フェイズの流れ

侍合戦カードバトルでは下記のフェイズがあり、順番に各フェイズを行っていきます。

  1. 陽明時
  2. 戦時
  3. 出陣時
  4. 黄昏時

陽明時

陽明時では手札のカードの交換を行うことができます。

交換する際には、手番者からまず手札から好きな枚数の侍カードを捨てて、捨てた枚数と同じ侍カードを山札から引きます。

次手番者も同様に手札の交換を行います。

その後も兵糧を1つ消費することで、手札交換を行っていくことができます
※手番→次手番の順番は変わりません

お互いに交換をパスしたら、戦時へと移ります。

Tips
山札が無くなった場合には捨て札のカードをすべてシャッフルして新たな山札とします。

戦時

手番→次手番と交互に活動状態の侍を行動させていきます。

侍の行動としては下記の4通りがあります。

進軍

移動させたい侍の進軍範囲に書かれた範囲の好きなマスへ移動させます。

※味⽅のいる陣地には進軍出来ませんのでご注意を!

移動後、相⼿の侍と同じ陣地(マス)へ⼊った場合には即座に合戦に移ります。

合戦のルールはこちら!

昼餉

昼餉を選択した侍に⾃軍の兵糧を1つ載せる。

兵糧の載ってる侍は次の合戦で俊敏、威⼒、忍耐に+1の補正を受ける。

この侍での合戦終了時、もしくはこの侍での次の⾏動終了時に兵糧は捨て場に移る。

焼き討ち

相⼿陣地に居る時のみ実⾏可能。体躯の数だけ相⼿の兵糧を破壊する。相⼿本陣だと破壊数+1する。

座禅を組む

侍をその場で座禅状態にする。

出陣時

侍合戦カードバトル_マップ

手番者から順に空いている自陣地に手札から侍を体ずつ交互に配置していきます。

その際に場に配置できる自分の侍は最大4人までとなります。

また、自分の手番時に兵糧を一つ消費することで山札から3枚の侍カードを引いて手札に加え、手札の中から2枚を捨て札にすることもできます

※兵糧がある限りは何度でも行うことができます。

片方のプレイヤーだけがパスした場合にはもう片方のプレイヤーのみが出陣時を繰り返し実行していきますが、その際にパスしたプレイヤーは再度配置しなおし等はできませんのでご注意ください。

両プレイヤーがパスを行ったら次のフェイズである、「黄昏時」へと移ります。

黄昏時

黄昏時では以下の処理を行います。

  1. 全ての侍を活動状態に戻します。
  2. 両プレイヤーの兵糧を一つずつ消費させます。
  3. 手札が6枚になるまで山札から侍カードを引きます(7枚以上ある場合には6枚になるように捨て札にします)
  4. お互いの手番カードを表にして、手番を移します。

上記、処理が終わって、どちらかの兵糧が0になっていなければ、陽明時に移り、継続して戦っていきます!

合戦時の各種ルール

侍を移動させた際に、移動マスに相手の侍がいる場合、即座に合戦が始まります。

助太⼑決定

⼿札か⾃陣地にいる侍を合戦に助太刀として参加させる事ができます。

助太⼑では、合戦に参加する⾃軍侍の体躯の合計が8以下であれば何人でも参加させることが可能です。

例)侍+侍、剣豪+足軽、足軽×4など。

侍合戦カードバトル_助太刀説明

助太刀はまず進軍側が最初に⾏い、その後、防衛側も同様に助太⼑を⾏います。

助太⼑を決定したら、助太⼑した侍の俊敏、威⼒、忍耐を⾃軍に加算していきます。

※陣地から助太⼑が出来るのは活動状態で合戦地に進軍可能な侍のみとなります。また、助太⼑すると座禅状態になる点も注意です!

互いに⼿札を同時に⼀枚公開し、剣術として使用します。

その公開した手札の剣術補正値に書かれた俊敏、威⼒、忍耐を⾃軍に加算します

※公開した⼿札を捨て札に送るのと剣術は互いに必ず1枚は使用しなければいけません。

Tips:3すくみ
それぞれの氏族には3すくみの関係がありますので、合戦や助太刀の際には各能力をしっかり把握して戦うことが重要となります!!

俊敏決定

互いに賽を振り、賽の⽬を俊敏に加算します。

その後、相⼿と俊敏の合計値を⽐べて⾼ければ先攻、低ければ後攻となります。

合戦

先攻の威⼒の合計値を後攻に与えます。

先⾏側の威⼒の合計値が後攻側の忍耐の合計値以上であれば、後攻の侍はその場で全て捨て札となり、先⾏側の勝利となります。

威⼒の合計値が後攻の忍耐未満だった場合は、後攻側の威⼒の合計を先⾏に与えます。その値が先⾏の忍耐以上であれば後攻側が勝利します。

陣地占領

⽚側の侍のみが⽣存した場合、陣地を占領します。

その後、⼿札から助太⼑した侍はすべて捨て札となります。

陣地から助太⼑した侍は座禅状態で元の陣地へ戻します。

※両側ともに⽣存した場合は互い元の陣地へ戻します。

鬨の声

⾃陣地での合戦に勝利した場合、⼿番カードを裏向きにし、⼿札を⼀枚捨てることができます。

そうした時、勝利した侍を活動状態にし、即座にその侍の⾏動を⾏います。

鬨の声は1戦時に⼀度しか⾏うことができません!

『侍合戦カードバトル』の魅力

日本の南北朝時代を舞台にしているゲームというのが歴史好き(浅め)としては琴線に触れる作品です!

ゲーム内容としては、ルールはそこまで難しくなくて、各フェイズの対応や流れもすんなり覚えられました。

ただ、実際に対戦させてもらって思ったのが、

「勝つための方法を見つけ出すの難しい」

という点です。

有利な氏族の侍を使って相手の侍を倒して、次ターンで焼き討ちして勝利!というのがきれいなパターンなのですが、相手も同じことを狙っているので、逆に狙われてしまう可能性もあります。

また、合戦で侍を戦わせる際に助っ人や剣術の選択次第では、有利な氏族であっても負けてしまったり、逆に形勢逆転を狙えるなどの可能性もあるなど、1手の選択における比重の高いゲームとなっていると感じました。

その1手を行う判断の重さはTCGや悩むタイプのゲームを好む方でも満足できる内容だとも思います!

「兵糧が残り少ない!!」

という状態から逆転した時のやってやった感を是非味わってほしいカードゲームです!!

そんな「侍合戦カードバトル」はゲムマ2021大阪にて頒布予定とのことですので、参加される方は是非とも購入してみてはいかがでしょうか!

ゲームマーケット公式サイト:侍合戦カードバトル紹介ページ

また、通販でも購入が可能となっておりますので、ゲムマ大阪には参加はできないけど欲しい!という方は是非そちらもチェックしてみください!!